人気ブログランキング | 話題のタグを見る

指先_2

気づいたら前半をアップしてから10日も経ってた……。

ええ~と、指先の続き。
なんかもう、エロいんだかエロくないんだかわかんないけど、一応エロ。
つかそれしか無いし。

このブログでは18禁とかの表示はしてないんだけど……まあ自己責任で。
苦情とかあったら表示するようにはするけど……正直どこからがという区切りがつけられません。(さすがに今回のは該当してる自覚はあるけど)

まあ、いろいろゴメンナサイ。

SSはMoreから













「今日のなのは、やっぱりやらしいね……すごい格好だよ」

フェイトちゃんが話しかけてくるけど絶頂の余韻で答えることが出来ない。
言われてふと自分の姿に視線をずらすと、ブラジャーは上にずり上がったままで
ショーツも……自分では言いたくない状態で履いたまま。
ソファにだらしなくもたれかかって足を開いてて……。

「こんな格好、誰にも見せられないね」
そう言うフェイトちゃんは相変わらずなんだか嬉しそうで。
わたしは恥ずかしくてしょうがなくて……でも、まだ……。

「フェ……ィトちゃん……」
両手を広げてフェイトちゃんを呼ぶ。
「どうしたのなのは? まだ、足りないの?」
わたしを抱き寄せて髪を撫でながらフェイトちゃんが言ってくるから。

――わかってるくせに、本当に意地悪。

わたしはまたフェイトちゃんの手をとって綺麗な指先を口に含む。
「ん……たくさん舐めたら、さっきみたいにもっとしてくれる?」
ちゅぱちゅぱと音を立てながら上目遣いでフェイトちゃんを見つめて言ってみた。

「そうだね……まだコレ、あげてないもんね」
そう言ってソファに押し倒された。
見上げるフェイトちゃんはまだ服を着ていて、わたしもまだ下着をつけたままで。
素肌で触れ合いたいと思ったけど、フェイトちゃんの指を口に含んでいたから言えなくて。
しょうがないのでフェイトちゃんの服の胸元を掴んで意思表示をした。
「なに? 脱いでほしいの? それとも自分が脱ぎたいの?」
今日のフェイトちゃんはとことん意地悪だから……
これ以上恥ずかしいことを言いたくなくてわたしは自分で脱ぐことにした。
ブラとショーツをはずし、ソファの下に落とす。
フェイトちゃんにも脱いで欲しくて期待の視線を向けたけど……。
ただわたしを見つめるだけで脱いでくれる様子は無い。

「フェイト……ちゃん?」
自分だけ脱いだことより、フェイトちゃんがまったく脱いでいないことが恥ずかしい。
おまけにフェイトちゃんは何も言ってくれない。
見られていることがどんどん恥ずかしさを増していって、耐え切れずに口を開こうとしたら。
「なのは……綺麗だよ」
なんて突然言われて、顔が熱くなってしまう。
ほんとにこの人は……さっきまであんなに意地悪だったのに……
「やだよ……そんなに見ないで……」
「どうして? もっと見せてよ、なのはのかわいいところ」
そう言ってすごく優しく目を細めるから……またわたしは羞恥に顔を染めてしまう。
「どうしたの? 恥ずかしいの? しょうがないね、私も脱げばいいんだよね?」
言いながら全てを脱ぎ捨てたフェイトちゃんがわたしを再び抱き寄せる。
裸で触れ合う感触がすごく気持ちよくて、安心する。
フェイトちゃんの温かさがわたしを満たす。
このまま、この愛しい温もりでわたしを包んで……そして……。

「私、脱いだだけだよ? そんなに嬉しそうな顔して、もう満足しちゃった?」
耳元を撫でながら顔を覗き込まれる。
紅い瞳は細められているけど、わたしはその奥に情欲が宿っていることを知っている。
そして、きっとわたしも同じ瞳をしていることも……。

わたしは三度フェイトちゃんの指先を口に含み……
「ん……ちゅ……まだ、だよ……ねぇ、お願い……」
「ふふ、お願いって? どうして欲しいの?」
わかってるくせに、まだそんなことを言ってくるフェイトちゃんに焦れてしまって
わたしはその手を自分の下腹部に持っていく。
「ここに……ちょうだい」

「ん……わかったよ、でも……」
わたしから体を離し、腕を掴まれて体を反転させられ……うつぶせにされる。
「え……?」
突然のことに戸惑うわたしの腰を抱き寄せ……
フェイトちゃんの意図することがわかって抵抗しようとしたけど
「ほら、もっと腰、上げて……」
わたしはフェイトちゃんにお尻を突き出すような格好にさせられてしまった。
「フェ、フェイトちゃん……いやだよこんな……」
「ダメだよ……もっとかわいいところ見せてって言ったでしょ?」
そう言って逆らうことを許してくれない。
「よく見えるよ……お尻の穴まで……なのは、かわいい……」
突然中心に口付けられて、体中に電気が走る。
「ぅああっ! ああっ……いや、フェイトちゃん、恥ずかしい……ああっ」
「嘘……気持ちいいでしょ? もっとして欲しいって思ってるくせに……
 こういうときのなのはの事、全部わかるんだよ、私」
「んんっ……んっ……はぁ、そんな、ことない、よぉ」
「ほんとに……?」
フェイトちゃんの舌がわたしの中に入ってきて……中で蠢く舌が、気持ち、いい。
「ああっ……はぁ、んん……」
入り口と中を丹念に舐められて、気持ち良くてどうにかなりそうになる。


けど……


それだけじゃ、足りない。

「あっ……んあぁ……フェイト、ちゃん……もう、お願い、お願いだから……」
「お願いだから、何?」
「んんぅ……約束、でしょ? お願い、もう……」
「もう……何?」
「ああぁ、意地悪しないでぇ……入れ、て……フェイトちゃんの、指、入れて……」
「うん、そうだったね……なのはは私の指が欲しかったんだよね……
 いいよ、入れてあげる」

そう言って、やっと私の求めていたものが……

「ひぁっ! ああっ……あぁ……いきなりそんな、深くまでぇ……!」
2本の指をわたしの中に差し入れてきて、最奥まで突き上げられる。
「気持ちいい? これが欲しかったんだよね?」
「うん、うん……気持ち……いいよぉ……」

いつもは優しく、ほぐすようにしてからしてくれるのに
今日はいきなり中をぐちゃぐちゃに掻き混ぜられて……すぐに達してしまいそうになる。
「んん……ああっフェイト、ちゃん……気持ち、いい」
「凄いよ、なのはの中、凄く熱い、気持ちいいんだね……締め付けてくる」
「ああぁ……言わないでってばぁ……」
「でもなのは、私がこうやって言ったら、キュッてなる……よ。
 私にお尻の穴まで見られて、やらしいこと言われて、感じちゃうんだよね?」
「んぁぁ……ふぁっ……」

違うと言いたいけど言えない……フェイトちゃんの言うとおり感じすぎて……

「なのは……かわいい……」
急に耳元で囁かれる。
気づいたらフェイトちゃんが私に覆いかぶさっていて、背中から包み込まれるようにされていた。
わたしの中の指は変わらず動かされていて刺激され続け、反対の手が胸を揉んでくる。
そして耳を甘噛みされたり、舌を耳の穴に入れてきたりして。
シンとしたリビングで聞こえるのは、耳元を舐める音と、フェイトちゃんの息づかいと
掻き回される水音と、そして自分のあげる声……。

「ああっ……あっ……あっ……ひゃぅっ!?」
突然の刺激に身体が跳ねる。
「なのは、こうやって両方されるの、好きだよね?」

さっきまで胸を揉んでいた手が、わたしの下の蕾に触れていて……グリグリと刺激された。
「ぅあっ……ああ……あん……はぁっ……」
「ねぇ……好き、でしょ?」
「うんっ……ああっ……はぁ、好き、好きだよ、フェイト、ちゃん……」
「そっか、やっぱり両方いじられるの好きなんだ? じゃあもっと感じて?」
「あぁ……うっ……はぁ……ちが……違う、よ……」
「……何が違うの?」
「んぁっ……フェイトちゃんが、フェイトちゃんのことが、好き、なのぉ……」

一瞬手が止まったような気がして、フェイトちゃんが耳元で息を飲む。
「もう……なのはは、ずるいよ……」
「ああ…………はぁ……んっ……フェイトちゃ……ん、フェイトちゃん……好きぃ……」

わたしを掻き回す手は激しくなり、蕾を摘まれて。
「はぁ……はぁ……なのは、私もなのはが…………好きだよ……愛してる」
フェイトちゃんが愛の言葉を囁く。
「うぁっ……ああっ……はぁ……だめ、だめだめ、もう……イッちゃう……」
「いいよ、なのは……イッて…………なのは、愛してるよ」
「あっ……ぁああ……ああ……ん……イクッ……あああああっ」





「なのは、愛してる……」
力が抜けてソファに沈み込んだわたしに、繰り返し囁いてくれる。
背中に覆いかぶさりながら片手で抱きしめてくれてるけど、これ、体重がかからないようにしてくれてるんだよね……。

――もう! 最中はあんなに意地悪だったのに、結局いつも優しいんだから!

あんまり意地悪しないでと、少しくらい文句を言ってやろうと思っていたのに
優しい囁きかけと温もりに、そんな勢いはどこかに行ってしまった。
最後まで意地悪を貫き通せないこの人の優しさが、本当に愛しい。

「ん……フェイトちゃん、ちゃんと正面から抱きしめて?」
そう言って身体をずらしてフェイトちゃんに抱きつく。
「なのは……かわいかったよ……意地悪してごめんね」

やっぱり、意地悪は貫き通せないんだなーなんて思ってたらふと気づいた。
わたしの首の下に通した左手はわたしを抱きしめてくれているけど
右手が宙に浮いたまま。
「ねえ? ちゃんと抱きしめて欲しいな?」
そう強請ったら、フェイトちゃんは急に顔を赤くした。
「あ……その、ちょっと……ええと」
なんだろう?何にそんなに照れてるのかな?
右手どうしたの?とその手を掴んで確認しようとしたけど
だめだよと振りほどかれ、わたしの頭の後ろで相変わらず宙に浮かせてる。
一瞬、まだ意地悪してるのかな?とか思ったけど、赤い顔がそうではないことを物語っている。

「むぅー何? 何隠してるの?」
「いや、隠してるとかじゃなくて、その……」
「じゃあ見せて!」

ちょっと強めに言ったら観念したようで、フェイトちゃんが見せてくれた右手は……。

「もう! フェイトちゃんのばかっ!!」
「え? 私が悪いの??」
「そうだよ、フェイトちゃんが悪いよ、全部悪い!」
「ええー? だってこれ、なのはが凄いか――」
「ばかっ! ばかばか!! そんな恥ずかしいこと言わないでよ!」

フェイトちゃんの胸元をぽかぽかと殴る。
もちろん本気では無い……わたしの照れ隠しだから……。

フェイトちゃんの右手は、わたしの愛液で凄いことになってて……。
そのままわたしを抱きしめるのは躊躇われたらしい。
もう!そんなのこっそり何とかしちゃってよ!
なんて……自分を棚に上げてだいぶ理不尽なことを考える。
わたしのことを思って隠そうとしたのはいいけど……つめが甘いんだから。

「ねえ……なのは……」
「もう! 何?」
「これ、私は悪くないよね? なのはのせいだよね」

断定して言われたら……否定できなくなっちゃう。
「うう……それはそうだけど……でも……」
「認めるんだ? じゃあ、ちゃんと責任取ってもらわなきゃね」
「え? 何言って――んんっ」

突然指を口に入れられる。

「ほら、ちゃんと綺麗にしてね?」
「んんぅ……」
「なのは、指が好きなんでしょ?
ちゃんと綺麗にしてくれなきゃもうかわいがってあげられないよ?」
「ん……はぁ……」

自分ので濡れたフェイトちゃんの指に舌を這わせる。
フェイトちゃんの指……綺麗で、いつも私を悦ばせる指……。

「ふふ……ほんとに好きなんだね」

……フェイトちゃんがまた意地悪モードになりそう。
ほんとに、今日のフェイトちゃんは優しかったり意地悪だったり……。

「違うよフェイトちゃん……指が好きなんじゃなくて
フェイトちゃんの指だから好きなんだよ?」

そうやって上目遣いでフェイトちゃんを見たら……凄く嬉しそうな顔をしてて。

「ねえフェイトちゃん……なのはの指は、好き?」
「うん……好きだよ」
「じゃあ、今度はなのはの指をフェイトちゃんが舐めて?」
「なのは……?」
「ちゃんとおかえし、したいな?」
そう言ってフェイトちゃんの口元を指でなぞる。

「……じゃあそうしてもらおうかな……んん……」
フェイトちゃんが、わたしがしたのと同じようにぴちゃぴちゃと音を立てながら指を舐める。

あ……何かこれ、いいかも……。

さっきまでのフェイトちゃんの気持ちが

ちょっとだけ

わかるような気がした……。




FIN















―*―*―*―*―*―*―
フェイトの指ってスゴク綺麗だと思う!絶対荒れたりしない、細くて長くて綺麗なんだ!
……と言い張ってみる。
このSSのテーマは飴とムチ……のつもりだったんだけどそうでもないね。
なのはは意地悪なフェイトさんが好きな気がする。
あ、私の書くフェイなのは、フェイトが攻めなんだけど、別に一方的じゃない。
でもフェイトが攻められるとこは書かない。
なのでここで終わりで続きは無いよー。
【web拍手】   

by sknow | 2008-12-29 04:44 | SS:指先(短編)

『マッピー』用ボーダー

<< あけよろ&拍手返事 拍手返事 >>